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●そもそも企業は何を目的にして確定拠出年金制度を導入するのか? 確定拠出年金制度が導入されたのは2001年からですが、大企業は早い段階からこぞってこの制度を取り入れました。 その大きな理由の一つが退職給付会計の導入です。 退職給付会計の導入により、大企業は企業年金の積立不足を負債として認識し、退職給付引当金としてバランスシートに計上しなくてはならなくなりました。 数億円もの企業年金(適格退職年金)の積立不足を抱えている企業にとって、退職給付会計の導入は決算に大きな影響を与える大問題となりました。 そこで多くの大企業は退職給付引当金の計上をしなくても良いよう、適格退職年金から確定拠出年金への移行を行ったのです。 一方退職給付会計の必要が無い中小企業ではやや事情が異なります。 中小企業では会計上の視点ではなく、単純に退職金を積立てる際の運用リスクを企業で負担することを避けるために確定拠出年金に切り替えるケースが多いようです。 ●従業員はどのような年金制度を望んでいるのか? 一般的に従業員側の心理としては、「退職金は規程に決められた額をきっちりと受け取りたい」(確定給付型の企業年金制度を導入してほしい)という思いが強いようです。 退職金という虎の子のお金を、運用リスクにさらしたくないという心理の表れでしょう。 確定拠出年金は、従業員が退職金の運用のリスクを負担する制度であるため、組合の強い反対により導入が見送られるケースもあります。 あくまで一般論ですが、「個人の運用次第で退職金が増えるかもしれないけれども減るかもしれない」という確定拠出年金制度は、従業員側の視点で見ればあまり好まれない制度のようです。 |
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