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●想定利回り(予定利率)を知ることは確定拠出年金運用の基本! 確定拠出年金の運用を考えるうえで、実は最も大切なことであるにも関わらず、あまり加入者に意識されていないのが想定利回りです。 会社は到達目標額に対して、想定利回りを差し引いて掛け金を拠出します。 例えば20年間で300万円を積み立てようとする場合、想定利回りを考慮しなければ、年間の掛金は15万円になりますが、 @想定利回りが2%の企業では、年間12万1,049円を拠出、 A想定利回りが4%の企業では、年間 9万6,870円を拠出、 することになります。 想定利回りに馴染みの無い方にとっては、利回りだから高い方が良いのでは思われるかもしれませんが、上述の通り確定拠出年金における想定利回りは、低ければ低いほど従業員にとっては有利になります。 言い換えれば、想定利回りを下回る運用実績の場合、当初想定した退職金より目減りすることになるのです。 具体的に言えば、@の場合の企業に勤めている方が、2%以下の運用実績しか挙げられなかった場合、20年後に300万円は貯まっていません。 現在の運用環境において、2%以上の運用実績を挙げようと思えば、元本確保型の商品では無理です。 投資信託でリスクを取らなければ退職金が目減りしてしまうのです。 よく元本割れをするのが嫌だから元本確保型の商品にするという方がいらっしゃいますし、実際に選定されている商品の中では、圧倒的に元本確保型の商品の割合が多いのも事実です。 私が知っている中で、想定利回りが最も低い企業は0.2%という所がありますが、これなら利回りの低い元本確保型の商品でも何ら問題はありません。 ただこのうような低い想定利回り(予定利率)のケースは稀で、実際にはほとんどの企業が2.0〜2.5%の想定利回りを設定しています。 皆さんの企業の確定拠出年金の想定利回りは何%でしょうか? もしご存じなければ是非企業の担当者に聞いて見られることをお勧めします。 |
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